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タイトルなし

最も身近で最も簡単そうにみえる最大の難題。『大掃除』。これを成し遂げて年を越せる者はそうそういない。なぜなら入口はいかにも平凡なドアのようになっているが、そのドアの向こうには罠や障害がしかけられていることには誰も気付いてはいないからである。入らなければ気付かない。だから誰もがなんとなく年末だからとか気持ちを一心させたいとか、簡単な気持ちで入っていく。しかしそんな気持ちで入った者には容赦なく、急な仕事、友達からの誘い、そして最大の敵忘年会、が襲い掛かかってくる。忘年会で飲んでしまえば次の日の3分の2は潰れることは言うまでもない。たとえこれら全ての障害を無事乗り越えたとしても、まだ安心はできない。なぜなら本当の敵は押し入れの奥底でこちらが手を差し延べるのをじっと待っているからである…。『思い出の品々』。これを見つけてしまったら最後、とてつもない長い休暇に入らざるをえない。蘇る懐かしい記憶、忘れかけていた友達の顔、あの頃とかわらない自分、切なさとやりきれなさが、視界はぼんやりと濁らせていく。そしてただただ何もできず時間だけが無情に過ぎていく。
日めくりカレンダーをめくりながら迫りくる年越しに、はたしてこれ以上進むべきなのかどうかと頭を悩ませる。早めに諦めておけば…脱落した誰もが後で思うことである。ただこの時には、ここまで来たのだからという何の根拠もない自信が結局先へ進むことを選択させる。本当はこの時はまだ自分が入口のすぐ側にいるということにも気付かづに。それほど方向感覚を失っているのだから無事出口に辿り着けるはずがない。来た道を引き返すのは前に進むより難しい。
もし出口のドアノブに手をかけたいのなら、全ての事から耳を閉ざし、全ての物をごみ袋につめなければならない。ただ現実はそうはうまくいかない。雑音が気になるし、なかなか捨てられないし、捨てようと思った時に限ってごみ袋がなかったり…。
気付けば今年も残りあと一日。入口のすぐ側で立ち尽くしている。はたしてこれ以上進むべきか…
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嘘で塗り潰された世界、嘘で塗り潰された毎日、嘘で塗り潰された人間関係、嘘で塗り潰された言葉、嘘で塗り潰された自分、嘘で塗り潰された人生、嘘で塗り潰された…
全ての嘘を終わらせるのはたった一つの真実
真っ暗な部屋の中で手に握られたナイフの重みと、自分の体から流れる赤黒い血の温もりだけが、妙に真実味をおびていた

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