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いつもいつでもいつまでも

アルコールは人を酔わすのではなく、人の記憶を少し薄めてくれる。
濃すぎるお酒を少し水で割って全てをぼやけさす。どうでもいいのではなくどうにでもなることを知るために。
新宿の飲み屋はいつも満席。カウンターの隅で席につく。隣には前髪を切りすぎたメタボな女神。アルコールのせいなのか、それとも回りの賑やかな喧騒のせいなのか、一瞬ここは天国なのかと勘違い。
アルコールで脳が満たされた時はいつも思う。
このまま終わればいい、と。
それはもちろんいい意味で。
かなわない夢も、できないことも、限りある時間も、この一瞬には何も存在しない。

帰りの終電。目の前にはカップル。彼女はやたらと麻雀をやりたがり、彼氏の口グセはバリバリ。どうでもいいわ!!
乗り換えた電車。その車内。死ぬほど臭い。どうなってんだ!!
降りたホーム。自販機をトイレ変わりにしている男。ちょっとまて!!
この世界は何かおかしい…。
気付けば明日。
太陽が目を覚ます前に、心地よい闇に体をあずけて目を閉じる。
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その目に見えるモノ

ゴミの山に住む少女がいる。ゴミを拾う毎日。朝から。夜まで。家族のために。拾う。拾う。拾う。
彼女は文字を知らない。彼女は算数を知らない。
彼女は。自分の名前を書くことができない。
学校と呼ばれる小屋を見つめる彼女。
無料で誰でも通えると言われる学校。
彼女には。学校に通う時間がない。
彼女は。ただ。ゴミを拾う。

彼女は言う。
『夢なんて何もないよ』と。笑いながら。
彼女の。その目は。ゴミの山以外の景色を知らない。


何もできない事が。手の届かないところで。この一瞬にも。エンドレスに。起きている。

世界は地図帳くらい狭くてちっぽけなのに、いざ手をのばすと何も触れることができない。

『手の届く範囲』

何が大事で。何が大切。なのか。
その手に掴むべきものは。夢や。希望。ではない。

彼女は。笑ってた。その時も。多分今も。そして明日も。

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